ーいつだったかの記憶ー
小さなものは、いつも遠く、遠くの霞みがかった思い出のなかにいます。
時折、それらを取りだしては手のひらの上に乗せ、明るい哀しみと共に懐かしみながら眺める対象のように感じています。
木・草・竹・馬や鹿の毛などを道具として使う木版画もまた、それぞれの場所で息づいていた頃の名残を「ほら...」と差しだしてくれる瞬間があり、そういう時にはそれらが制作をしている自身に寄り添ってくれているような気持ちになるのです。
水性木版を中心とした、いまはもうない足跡の集積をどうぞご覧ください。
■会場 ギャラリーアライ
■期間 2017年11月30日(水)~12月5日(火)
■時間 11:00~18:00(最終日17:00)
☆毎日14:00~在廊予定をしております
ギャラリーアライ http://www.gallery-arai.com
〒663-8176 兵庫県西宮市甲子園六番町14-20
TEL0798-42-2263